京都御所
好きな番組なのだが、ここのところ課題に追われて見ていなかった。
先程、久しぶりに見た。
「京都御所」についてやっていた。
なぜこの場所に御所があるのか、京都の地形と歴史から紐解いていた。
それも興味深かったが、番組の終盤に思いもよらず、急に涙が溢れて、それが意外だった。
何か私の潜在意識の深いところから出て来た涙のような気がした。
書き溜めておこうと思う。
番組の終盤に出てきたのは、京都の公家、冷泉家。
そのとき、御所の留守居役として京都に残ったのが冷泉家だった。
今も、当時さながらに公家の文化を伝えている。
年初めの歌会。
5月の節句のお飾りの数々。
7月7日の雅楽の演奏会。
当時の衣装を身に纏った人達の雅楽の調べを聴いていたら、京都から東京へと移り住むことになった天皇やお公家さんたちの心境が伝わってくるような気がした。
そして、いずれ近いうちに、また京都に戻って来る。
そう感じたら、なぜか急に涙が溢れてきた。
また京都に戻ってくるって、なんなの?
私の潜在意識がそう言ってるような…
長いこと待ったけど、これからやっと始まる、と言ってるような…
2016年からなぜか京都に通っている。
数ヶ月途切れた期間はあるけれど、またこの春から通っている。
京都が特別好きなわけでもない。
気楽に行きたいと思う街でもない。
どちらかというと重い街だ。
それなのに、こうして京都に通っている。
何か意味があるような気がしてならない。