催眠療法② 〜緑色のニョロニョロ?〜
萩原先生が最後に「行きたい所へ行ってみましょう」と誘導してくれたと記憶している。
そのとたん、私の意識は地球を越えて宇宙空間に飛んだ。
弾丸のようなもの凄いスピードである。
眼下に黄色っぽい星が見えて来た。
私のマインドは、多分、金星だろうと言っていた。
(催眠状態でもマインドは出てくるんだね😅)
この星に行くのかと思ったら、そうではなかった。
この星の右下部分は大きなクレーターのようになっていて(星全体の1/3ほどの大きさ)、猛スピードでそこに吸い込まれて行く。
吸い込まれたーっ!と思ったら、スピードが緩やかになり、見えている宇宙空間の景色がなんとなく変わった。
どう変わったのか、今、思い出してみているが、はっきりしない。
静寂が増したような、藍色が濃くなったような、動きが少なくなったような…
ワープして別の宇宙に入ったような感覚だったと思う。
それまでのスピードから比べると、フワフワ漂ってるようなゆっくりしたスピードで空間をしばらく進んだら、緑色の小さい星が見えて来た。
懐かしい❣️
あぁー、私はここに来たかったんだとすぐわかった。
星の真上に来ると、この星の住人達が一斉に私を迎えてくれるのがわかった。
手招きしていたわけではない。
手がどれかも、わからない。
人間の形をしていなかったのだ。
一言で言えば、「触角がいっぱいある緑色のニョロニョロ」である。
あのムーミンに登場するニョロニョロと、私の大好きなナメック星人ピッコロの触角を増やしたようなイメージをミックスした人達という感じかもしれない。
みんな笑顔(多分 ^^; )で、触角を私の方に向けてザワザワ騒いでいたのだ。
星全体がこの緑色のニョロニョロでびっしり覆われているのではないかと思うくらい、たくさんいた。
そして、その緑色の人達は、脚(?)が芋のツルのように全員がつながっているのだ。
どうみたってグロテスクな人達だった。
でも、その人達の中に入りたいという衝動に駆られ、ゆっくり降りて行く。
だれかの触角が私の身体に触れた途端、私もその人達と同じ姿かたちになった。
そしてその人達と一体になった❗️
なんという安心感だろう❗️❗️❗️
そのとき感じた安心感は、この世で感じたことのない、すべてが溶けていくような、なんと表現していいかわからない、素晴らしいものだった。
不安とか恐怖とか、そんな概念が全くない。
心の隅を突っついたって出てこない。
最初から、そんな概念はないのだから。
心の底から安心なのだ。
そして、自由❗️
そのとき、私のマインドは言っていた。
「ほんとに安心だと、自由なんだ」と。
これがワンネスというものなのか?
私達が暮らす三次元社会では、到底この安心感には到達出来ない。
ということは、ほんとの自由もないのだ。
だから、いつまでたっても、何々からの自由しかない。
相対的な自由しかない。
一瞬で、そう感じていた。
催眠療法の間中、なぜか笑いが止まらなくなり、ケラケラ笑っていたのだが、このときばかりは、涙が溢れてしようがなかった。
私にこの体験をさせるために、どなたか上の方々が導いてくれたとしか思えなかった。
有り難い。
心から感謝している。
あのときから、故郷の星に帰りたい気持ちがますます強くなった✨